ワンオペ育児の始まりって、いつでしょうか?
私は出産直後、または妊娠中からワンオペ育児って始まると思います。
その時点でワンオペ育児の危険さに気付き、改善へ持っていければいいのですが、実際は母親の側にも「育児は女親の役目」という先入観があり、気付くのが遅れてしまう場合があります。
ワンオペ育児の与えるママへの心労は並大抵のことではなく、結果離婚を考え始めるのにそう時間はかからない場合も。
しかし、実際にすぐさま行動に移せるかというと、金銭面や子供の事等色々な理由で思いとどまることを選ぶ人も多いですね。
思いとどまって早10年以上、私は、離婚は先延ばしにすればするほど実現しづらくなると感じています。
子供が大きくなればなるほど、離婚への壁は高くなる
離婚を考える際、最も大きな壁となって立ちはだかるのは金銭的な理由ではないでしょうか。
それとセットで、「子供を不幸にするのではないか」という思いも浮かぶと思います。
分かりやすく、貧困は子供の幸せとは真逆の位置にあるように見えますものね。
しかしどうでしょう。
離婚しなかった場合の未来を想像してみると、子供は幸せに暮らしているでしょうか。
金銭的に、不自由はしていないかも知れません。
しかし、隠しているつもりでも子供は敏感に両親の不仲を察知します。
両親が揃っていても、家庭の雰囲気がギスギスしていたり、取り繕えていたとしてもどちらかの我慢の上に成り立っている場合、子供にとってはそれがとても辛く感じられるでしょう。
「大好きな両親にはいつも笑っていて欲しい」そう思わない子供は居ません。
ママが笑顔で居られない状況なら、私は、子供の為に離婚するという選択も有りだと思います。
仕事探しもブランクは少しでも少ない方が有利
現在専業主婦等夫の収入で暮らしている場合、離婚後の生活の為にもまずは仕事を探さなければなりません。
そんな時、少しでもブランクがなく、年齢も若い方が仕事も見つかりやすいです。
離婚は子供が大きくなってから…と思っていたら、自分も仕事をする感覚を忘れていたなんてことにもなりかねません。
幼稚園や学校の転校
幼稚園、小学校低学年くらいまではまだそこまで気にならないかも知れませんが、大きくなるにつれて子供も転校を嫌がり出すかも知れません。
幼稚園くらいの幼いうちでも、子供の性格によっては慣れるまでに時間のかかる子も。
せっかく慣れた幼稚園や保育園を転園することが、子供にとって負担になることもあり得ます。
離婚するにあたって一番気がかりなのは子供のメンタルです。
環境の変化を感じにくい年齢のうちに離婚することは、メリットでもあります。
子供の中での父親の存在
ワンオペ育児の家庭で、パパが子供に全然構ってくれないはずなのに、なぜか子供はパパが好きというのはよく聞く話です。
(本当に何故なんでしょう??(;´・ω・)うちの場合、単純に遊んでくれないから懐いてませんが)
子供の中での父親の存在が大きくなればなるほど、離れることは子供にとって辛くなります。
逆に、物心つかないうちから離れていた方が、「今まで当たり前にあったものが急になくなった」という喪失感を感じることはありません。
離婚後、子供を父親に会わせる?
離婚後、子供と夫が会う事があるのか、またどのくらいの頻度で会うのかは様々だと思いますが、私は今後離婚となったら子供や夫が望むなら可能な限り会わせたい派です。
普段、家に居れば自分のことばかりで子供には全然構わない夫でも、たまにしか会わない関係になればその時ばかりは子供と楽しく過ごしてくれるかも知れません。
その方が、居るだけで何もしてくれない父親よりも、子供が歓迎するかも…とさえ思います。
普段から育児を放棄している夫が、別れた後子供に対しても会いたいという感情を抱かない可能性も考えられますが…
その場合は出来るだけ子供が傷つかないように、夫に会わなくても毎日楽しい家庭を築けるよう、工夫したいですね。
夫以外の大人(自分の友達とか)と交流する機会をセッティングする等。
「お父さんバンク」という、シングルマザーやワンオペママ向けの助け合いの団体もあります。
再婚の可能性
離婚直後は新しい生活の基盤を整えるのに忙しくそんな余裕はないかも知れませんが、生活が落ち着いて、自分の幸せについて考えられるようになった時、再婚というのも選択肢に出てくるかもしれません。
再婚は思春期になってからよりも幼いうちの方が受け入れ易いでしょうし、新しく親になる立場からしても、家族としての関係を構築し易いと思います。
実家に戻るという選択肢
実家に戻れる環境の方は、離婚へのハードルが低くなると思います。
住むところがないことは子供の身の危険に直接的に繋がりますし、住居費は生活費の中でもかなりの割合を占める出費です。
娘や孫が辛い目にあっているのを喜ぶじいじばあばは居ないと思います。
協力をお願い出来るなら是非もないですね。
しかしその場合、「自分の親なんだから助けてくれて当たり前」という考えは危険です。
夫との仲たがいに加え、自分の実家との関係まで悪くなってしまうのは損です。
一度は家を出た身ですし、助けてもらったら感謝の気持ちをきちんと伝えて、親子と言えども大人同士の気遣いある関係を築くのが、家族全体の幸せに繋がると思います。
結論。離婚するなら急げ!
以上、ワンオペ育児で離婚したいなら早い方が良いと思う理由でした。
離婚を決断するのは勇気が要りますし、実際行き当たりばったりで離婚してしまって後悔する人もいます。
しかし準備をしっかりして、離婚して幸せになった人もいます。
そして、離婚を考えつつもずるずる婚姻生活を続けてしまい、離婚のタイミングを逃してしまう人も…
離婚したいと思っても、それに踏み切れずに生活し続けた場合、どうなるのでしょうか。
私は、そのパターンで「なんだかんだあったけど結構幸せ」と言えればいいなぁという思いもありますが、ふとした時にものすごく「虚しさと寂しさと心細さと」を感じます( ̄▽ ̄)
それは、なんだかんだあったけど子供が元気に育ってくれてるから幸せ、という気持ちであって、この人と一緒に居られて幸せという感情ではないよなぁと思うんです。
いつまでもラブラブで、とはいかなくても、人間として尊敬し合って家族としてお互いを必要とし合う関係でありたかったなぁと。
結局、離婚出来ないならそのことに囚われていないで、「ワンオペで結構。いつもお給料ありがとう♪」と割り切ってしまった方が、精神的に楽になるとは思っているんですが、それは只々、自分の気持ちに折り合いをつける為で…。
だからまだ婚姻歴が浅くて子供が小さい人で離婚を迷われている方には、早く決断しないと機会はどんどん失われていくんだということは知っておいて欲しいです。
この記事はあくまで個人の見解です。
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